【芸者テラス】桑都テラスで芸者体験!八王子芸者衆と伝統芸能を満喫!

カキモト

八王子芸者衆と交流できるイベント『芸者テラス』
「八王子芸者に直に会える」
「日本の伝統芸能を体験できる」
と人気がじわじわ高まって、リピーターも増えています。

今回は芸者テラスの夜の部を体験レポート!
「芸者体験ってどんなことをするの?」と思う人は、ぜひ参考にしてくださいね。

『芸者テラス』とは会席料理を楽しみながら八王子芸者と交流し、さまざまな芸者体験ができるイベントです。
昼の部(12:00~、1時間制)と、夜の部(18:30~、2時間制)があり、希望に合わせて選べます。

芸者テラス・夜の部のようす

会場はおなじみの桑都テラス内・大広間。
開演30分前になったらこちらから入ります。

テーブル席には、本格ケータリング『きらら亭』さんの会席膳(3,500円相当)が用意されていました。
全8品、豪華なお料理でテンションが上がります♪

カキモト

上品な味付けで、どれもおいしい~~!!
しょうがの炊き込みご飯がさわやかな味わいで、箸が進みます♪
ボリュームもほどよくて大満足!

先にドリンクをオーダー。メニューはこちら。
人気は、八王子の地酒『桑乃都』(900円)です。

八王子芸者衆と歓談タイム!

18:30になり、八王子芸者衆が登場して宴会がスタート!
お座敷についてくれたのは、写真左から『恵美寿家』の女将あやめさん、『ゆき乃恵』の葉月さん、小菊さん。
お酌をしていただいて、まずは元気に「乾杯~!」

しばし、和やかに歓談タイム・・・のはずが、緊張して何を話したらいいのか、オロオロ。
その様子を見た『ゆき乃恵』の小菊さん。
「大丈夫ですよ! 初めてのお座敷では、緊張される方がほとんどですから。
お食事しながら、リラックスしてくださいね~」と、にっこり!

芸者衆は、おもてなしのプロフェッショナル。
どんな話題にも笑顔に応対して、場を盛り上げるトーク力はさすが!
『恵美寿家』女将あやめさんは、三味線の腕前もピカイチ!

八王子花街の歴史を振り返る

歓談も一息ついて、話題は八王子花街の歴史へ。
織物の町・八王子では、商人の社交の場として花街が栄えてきました。
もともとは甲州街道沿いにあった花街が火災で現在の中町へと移転したのは、明治の初めのころだったそうです。

当時を語る貴重な資料が、中町・花柳界の手書きの地図。
一帯に料亭が立ち並び、にぎわっていたことが分かります。
『昭和35年 芸姑160名』との記載も。

カキモト

昭和の最盛期には200人を超える芸者がいたとか!
八王子花街はずいぶん栄えていたんですね。

あやめさん

桑都テラスが建っている場所にも『待ち合い(料亭)』がありました。
今でも地図にある建物が残っている場所も多いんですよ。
芸者数も、現在は15人ほどと少なくなりましたが、少しづつ増えていて、活動の場も広がってきていています。

三味線・唄と演舞を披露

食事もお酒もいい感じに進んだところで、三味線・唄と踊りを披露。

あやめさん

1曲目は、夏と花火にちなんで『縁かいな』という唄を選びました。
唄の舞台は、隅田川の花火大会。
花火に見とれている女性が好きな男性とぶつかって、 「玉屋が取持つ縁かいな」と、恋の始まりを詠んだ唄です。

夏の風情が漂う、すてきな唄!
唄の解説があると、情景が浮かんで、唄や踊りをより一層楽しめるのがいいですね!

うちわを手に優雅な舞いにうっとり!

次の唄は『深川』。
江戸の旦那衆が深川の花街へと遊びにいく様子を詠んだ唄だそう。
先ほどの優美な演舞と変わって、手ぬぐいを小道具にきかせた軽妙な男踊りが楽しい。

最後は、吉原遊郭にゆかりの一曲。
三味線の華麗なバチさばきと、息の合った演舞が加わって、会場から拍手喝采!
たっぷりと江戸情緒を満喫できました。

お座敷遊び ~虎拳~

お座敷遊びとは、芸者さんと一緒に楽しむ宴会芸です。
この日はお座敷遊びの定番、虎拳(とらけん)を体験しました。

槍・虎・老婆の3つのジェスチャーで勝敗を決める、いわゆるジャンケン。
槍は虎に勝ち、虎は老婆に勝ち、老婆は槍に勝つ、というルール。

襖をはさみ、唄に合わせて振付をして
「とらと~ら、と~らとら」
と3回繰り返したら、勝負!
虎と老婆の勝負は、虎の勝ち!!

次の勝負も、虎と老婆の対決で、虎の勝ち!

カキモト

芸者体験といえば、外せないのが『お座敷遊び』。
観客も一緒になって大盛り上がりでした!
芸者さんとの距離がぐんと縮まるのが、お座敷遊びの醍醐味ですね。

和太鼓の演奏体験

宴会も後半へ突入。
お座敷遊びの後は、太鼓の演奏体験。
写真の左側が『小鼓』、右側が『締め太鼓』。

「小鼓は、太鼓の中でも一番音を出すのが難しい楽器なんですよ」と葉月さん。
左手で紐をにぎり、楽器を右肩に乗せて、右手の指の腹でボンボンと叩いて音を出します。

カキモト

実際に演奏させてもらいましたが、
これ、本当に難しい!
紐を緩めたり締めたりして、音の高低をつけながら、一定のリズムで太鼓を叩くはずが、
手の動きがちぐはぐになって、うまくいかない!

テンポよく演奏するには、どれだけの練習が必要なのか・・・
芸者が伝統芸能の担い手だということを、改めて実感しました!

老若男女、誰もが楽しめるおもてなしを

芸者遊びは、大人の男性の遊びというイメ―ジがありますが、幅広い世代の客をもてなす機会が多いそう。
この日も、ファミリーで訪れた6歳の男の子が、お座敷を盛り上げてくれました!

カキモト

子どもから大人まで、いろんな世代のお客様をおもてなしできるのってすごいですね!

葉月さん

八王子は、家族ぐるみで芸者を応援してくださるお客様が多いんですよ。
ご贔屓にしていただいている旦那さんの長寿の御祝いや、法事に呼んでいただくこともあります。
ほかの花街ではめったにないようで、とても驚かれます。

家族ぐるみのアットホームなお付き合いは、八王子ならではの特徴かもしれませんね。
相手が子どもでも、おじいちゃん、おばあちゃんでも、女性でも楽しんでいただけるように、私たちも進化していかなければいけないと思っています。

記念撮影で思い出を残そう

芸者衆と記念撮影。SNSで自慢しちゃいましょう!

私も記念に撮ってもらいました。うれしい~!

八王子・オリャセ節で締めくくり!

最後は、八王子生まれの『オリャセ節』で締めくくり。
八王子芸者衆と伝統芸能の魅力にたっぷりとひたった2時間でした。

カキモト

初めての芸者体験は、大・大満足!
すっかり八王子芸者ファンになってしまいましたぁ~。
豪華な食事と芸者文化をたっぷり満喫できて、しかもとってもリーズナブル!

次の芸者テラスは9/19(火)の予定。
定期的に開催しているので、ぜひHPをチェックしてみてくださいね。

芸者テラス最新情報はこちら
https://sototerrace.com/archives/event/602

桑都テラス

住所
東京都八王子市中町11-8
アクセス
八王子駅北口 徒歩7分
定休日
月曜日
Webサイト
https://sototerrace.com/
Twitter
@soto_terrace
Instagram
@soto_terrace
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