八王子市で病児保育予約サービス『あずかるこちゃん』が導入開始

この記事はプレスリリースの提供を受けて作成しました。

八王子市から委託を受ける5つの病児・病後児保育室で、スマホから空き状況の確認と予約が可能になります。

『あずかるこちゃん』でみんなが使いやすく

株式会社グッドバトンは、八王子市から委託を受ける5施設すべての病児・病後児保育室で、2024年10月1日(火)より病児保育予約サービス『あずかるこちゃん病児保育(以下、あずかるこちゃん)』を活用した予約受付を開始します。これによって、八王子市内の5つの病児・病後児保育室において、スマホから空き状況の確認と予約申込の受付が可能に。病児保育の利用ハードルが下がり、保護者にとっても、施設や自治体にとってもより使いやすくなります。

サービス導入の背景

病児保育とは、病気や病み上がりなどで登園・登校できない子どもを、保護者の代わりに専門の保育士や看護師が預かり、みてくれる素晴らしい事業です。一方で、手続きの複雑さから利用に至るまでのハードルが上がっている面も。このハードルを下げるべく、手続きをする保護者と保育を担う施設、さらに事業委託をしている自治体を適切にサポートするのがあずかるこちゃんです。

今回導入された八王子市ではこれまで、病児保育を利用する場合、施設に直接電話で空き状況を問い合わせる必要がありました。キャンセルも電話で行わなければならず、保護者だけでなく対応する施設職員も負担を感じている状態でした。病児保育の利用が増えている中、あずかるこちゃんを導入することにより、こうした保護者や施設職員の負担軽減が期待されています。

八王子市は、新型コロナウイルスの流行に伴い病児・病後児保育の利用者数が減少しましたが、施設の新設などの取り組みにより利用者数は回復しつつあります。今年度は委託先の病児保育室が1つ増えて5施設となりました。さらに今回、あずかるこちゃんが導入されることによって、病児保育事業の利便性の更なる向上と認知度の拡大が期待されています。

※昨年度までは市の委託を受けている病児・病後児保育室は4か所だったため、グラフのデータも4か所分のものになります。

八王子市内5つの病児・病後児保育室で利用可能に

今回、八王子市はあずかるこちゃん導入により、市内5か所の病児・病後児保育で空き状況がリアルタイムに見える化されます。保護者はLINEやウェブから病児保育室を検索、予約申込が可能。時間を気にせず、いつでもスマホから予約申込とキャンセルが行えます。さらに、これまで事前に記入し、施設に提出しなければならなかった紙の登録用紙もデジタル化され、スマホであずかるこちゃんから施設への登録ができるようになります。

また、本取り組みと病児保育事業自体の周知強化を目的としたパンフレットやポスターを制作し、八王子市内の保育園等で配布、掲示します。あずかるこちゃん導入時の広報支援によって「使いづらさ」と「認知不足」2点の課題を解決。病児保育の利用、運営、啓蒙を促進します。

八王子市保育幼稚園課長からのコメント

八王子市では2023年3月に市内教育・保育施設利用の保護者を対象として、病児・病後児保育事業について意見を広く伺い、利用しやすい環境づくりに繋げるべく、アンケートを実施いたしました。その中のご意見として、予約方法の簡易化や空き状況の見える化等の要望が多かったことから、この度あずかるこちゃんを導入し、利用する方にとって利便性の向上を図りました。

病児保育予約サービス「あずかるこちゃん病児保育」とは

あずかるこちゃんは保護者と病児保育室をつなぐ予約サービスです。保護者はいつでも簡単にLINEやウェブから病児保育室を検索、予約申込が可能。アプリのようにダウンロードする必要はなく、ブラウザーから利用できます。保護者にとって使いやすいだけでなく、施設のスタッフも煩雑な事務作業から解放され、保育に集中できるように。また、導入自治体は地域にある委託先の病児保育室の情報を一元管理できるようになります。現在239施設、17自治体で導入、登録児童数は110,000人および累計予約数500,000件を突破しました。

「あずかるこちゃん病児保育」公式サイト
https://azkl.jp/
あずかるこちゃんは無料で利用できますが、病児保育は各自治体または病児保育室が定めた料金がかかります。

病児保育の現状

弊社が2018年に全国の子どもを持つ就労女性300人にアンケートを行ったところ、「病児保育の利用経験がない」と答えた方は88%にのぼりました。さらに病児保育を利用したことがない方に、病児保育について知っているか聞くと、75%が「知らない」もしくは「名前しか知らない」と回答。また、アンケート結果から、手続きの煩雑さが利用を遠ざけているということも分かりました。

あずかるこちゃんは、そんな病児保育利用のハードルを下げ、より使いやすくなるようサポートします。病児保育を必要とする保護者と空きがある病児保育室が、時間の縛りなくつながることが、病児保育事業をよりよくしていけると考えているからです。

株式会社グッドバトン 会社概要

産婦人科医の園田正樹により2017年設立。2020年に病児保育事業を保護者、施設、自治体の三方で支援するサービスとしてあずかるこちゃんをリリース。2023年、「それぞれの子育てを歓迎する社会へ。」をビジョンに掲げ、病児保育事業にとどまらず「産む」「育てる」そして「育つ」が関わる領域を包括的に支援することを目指しています。

https://goodbaton.jp

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