皆さんこんにちは!
今回は八王子駅から徒歩10分、新町にある竹の花公園をご紹介します。
この場所には、キーワードがたくさんあります。
一里塚、力士八光山、永福稲荷神社、しょうが祭り、芭蕉句碑…。
一里塚
甲州街道 (国道20号) が浅川を超える手前で西に、昔の甲州街道沿いへ500m。
現在は竹の花と表記されていますが、江戸時代の地誌『武蔵名勝図絵』などには竹之鼻となっています。
ここにある一里塚は、1604年に日本橋を起点として一里 (約4km) ごとに塚を築き榎を植えた場所で、旅人の距離の目安や休憩所として利用されたようです。
この先、街道は敵の侵入を防ぐため、直角に曲がり (枡形) 八王子宿へと入っていきます。
一里塚石碑
力士八光山とは
この公園の西端にある永福稲荷神社の境内に、八光山権五郎という力士の像があります。
説明によると、『この神社はこの力士によって1756年に再建され、落成当日に相撲を奉納した…相撲は神事と深いかかわりがあることから、五穀守護の神に相撲を奉納したと思われる』とあります。
永福稲荷神社
力士八光山権五郎像
この神社の例祭は、9月に行われ、当日軍配 (勝) 御守礼が授与されます。
また、縁起物として葉しょうがが販売されるので『しょうが祭り』と呼ばれています。
しょうが祭りの情報や当日の雰囲気を知るため、神社付近のお宅を何軒が訪問してみました。
結婚して以来50年この地に住んでいるという女性は、
「厄除けになるしょうがは、たくさん買って佃煮にします。美味しいですよ。その日はね、親戚や子どもたちが帰ってきて、にぎやかですよ。
昔は9月2日でしたが今は第一土曜日です。前日は前夜祭で町会の人たちがカラオケなどを歌い、当日はたくさん屋台も出ます。私はお勝手で忙しくてお祭りに行ったことがないんですけどね。去年、今年はコロナで神事だけ。寂しいですね。」と。
芭蕉句碑
芭蕉句碑 (柵内)
本殿の裏 (柵内) にあるのが、1800年に松原庵二世の榎本星布が建立 (戦後に再建) したという芭蕉句碑。
「蝶の飛ぶばかり野中の日影哉」 (『野ざらし紀行』鳴海付近にて)
取材日は晴天で最高気温39度は観測史上4位の猛暑。
暑すぎて蝶すら飛んでいませんでした。
地域情報紙 よみっこ
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竹の花公園
- 住所
- 東京都八王子市新町5-10
- アクセス
- 八王子駅北口 徒歩10分
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