食べログ百名店に選出の経歴あり！『串焼き 鈿』のスタイリッシュな串焼きコース

外観も内装も大人っぽくてオシャレ！

グレーのオシャレな外壁、入り口はこぢんまりとしています。

入り口にはメニューの一部を掲示してあり、コースメニューの紹介が。

初めての方、二次会向け…なんだか一人じゃ入れない？大丈夫？と思いながら勇気をもって入店！！

ドアを開けると「いらっしゃいませ～」と明るい挨拶で迎えてくださいました。1人でも大丈夫、とのことで一安心。

所在地：東京都八王子市三崎町5-7

座席はこんな感じ

内装の第一印象は、外観どおり中もオシャレで大人っぽい空間。そして思ったより広く、席数も意外と多い。

グレーの濃淡で店内が誂えられていて、とてもスタイリッシュな雰囲気。
通路が広くとってあり、普通の焼き鳥屋さんのような窮屈感がありません。

座席は、入り口側に4人掛けが2卓、奥にも4人掛けが1卓あります。
注目すべきはこの長いカウンター。ゆとりを持たせた配置でしたが、10席はありました。
カウンターの板面も、広くて高級感があります。

しかも、奥の隠れたところに8人ほどは入れそうな個室もあります。
グループでの会食や、お仕事関係での集まりにも使えそうですね。

メニューはこんな感じ

お料理も楽しめるコースがあると、少人数でも色々楽しめますね。 串焼きだけのコースが選べるのもまたいいですね。

充実のドリンクメニュー

日本酒も焼酎も選択肢があって嬉しい限りです。

ビールやサワー類、梅酒も選べるのが珍しいですね。
ワインもメニューにあるなんて、オトナ～♪

王道を押さえたカクテルたちに加え、ノンアルコールでもカクテルが選べます！
こういうお店に来たら、ソフトドリンクもいいけど、こういうメニューがあると更に楽しめる気がしますよね！

おまかせ5本コース(3,500円)を注文

初めての方向けと書かれていた、『おまかせ6本コース』(1,480円)と迷いましたが、1人分でもコースを受け付けてくれると言っていただけたので、お料理3品も出てくる『おまかせ5本コース』(3,500円)を注文。

ビールとお通しとお漬物

生ビールは『プレミアムモルツ〈香るエール〉』(700円)だったので注文。
お通しとして『鮪の酒盗とクリームチーズ』(550円)と、お口直しのお漬物を出していただきました。

酒盗というものを人生で初めて食べましたが、内臓っぽいクセをマイルドにした塩辛のような味わい。塩辛が苦手な筆者でもおいしくいただけました。鮪のどの部位なのか、コリコリした食感が楽しめます。クリームチーズが塩気を和らげて、ミルキーさととてもマッチします。

お漬物は、しっかり漬かっている食感なものの塩加減は優しく上品な味わい。
カウンターの中の焼き台から上がる煙と香りを楽しみながら、串が焼きあがるのをワクワクしながら待ちます。

1串目 ぼんじり

まず1串目はぼんじり(塩)。
普通のお店では見かけないほど大振りなぼんじりです。

口に入れると、まず、こんがりと香ばしく焼けたフチの、かりっとした食感が楽しめます。
噛むとぷりぷりとした歯切れの良さと弾力があり、鶏臭さも脂臭さもない上質な脂と合いまった肉汁がじゅわっと広がります。
素材本来のいい味を引き立てる程度の控えめな塩加減がまたいい。

ぼんじりを味わい、ビールを飲む。1杯目はビールにして正解！！

2串目 レバー

2串目はレバー。
ここでレバー？とも思いましたが、塩とごま油で仕立ててあるとのこと。
運んできてくださった瞬間から、もうごま油のいい香りがたまりません。

レバーの味の強さやごま油の香りに合わせて塩加減が強くなるかと思いきや、こちらもレバーにしては塩味が控えめな印象。
ですが、これがとてもおいしい。

香ばしいけれど、中はとろりとした食感の残るなめらかさもある絶妙な焼き加減。
今まで食べたレバー串の中で、一番上品で香りがひろがる1本だと感じました。
ビールもいいけど、華やかで軽やかな日本酒の方がもっと合いそうだな…と思いながらいただきました。

そしてここで「ガリです」と小皿を出していただきます。
お寿司屋さんで出してくれる、そのガリです。

切り昆布が入っていて、お寿司屋さんでいただくガリよりも、塩気と酸味はやや控えめで、甘味もありながらあっさりしており、生姜の辛みが感じられます。
串焼きの方があっさりとしているからか、後味がきれいなガリだと感じました。
このガリだけで、お酒がはかどるいいツマミになるなぁ、おいしいなぁ、と思いながら食べ過ぎないように気を付けていました。

3串目 手羽先

お次の串は骨を抜いた手羽先。こちらも塩でした。

皮目がぱりっと香ばしく仕上がっていて、かじると柔らかく押し返す弾力。
骨のキワの旨みがしっかりと残っているかのような、濃厚な旨みの肉汁と脂が広がります。
これもとてもおいしい。

ビールを飲みほしてしまったので、次はレモンサワーを注文。
こちらでは、珍しく無糖・微糖・甘めが選べます。私は微糖をチョイス。

まさに大人のレモンスカッシュといった感じで、ほんのりとした甘みと結構強めの酸味がいいバランスで、ぐびぐび飲んでしまいます。

お料理1品目 鶏出汁茶碗蒸し

次はお料理。
『鶏出汁茶碗蒸し』です。

具にはしいたけ、たけのこ、鶏肉が入っていて、ごま油と黒コショウがかかっています。
茶碗蒸し自体の食感はややしっかりめくらい、たまご感と鶏出汁のコクを感じられます。

このごま油と黒コショウがいい仕事をしていて、ぷりっとした中の鶏肉との相性抜群です。食べ応えを感じられる一品料理といった茶碗蒸しです。もちろんお酒にも合います。

4串目 芽キャベツ

焦げ目のついた芽キャベツの旨みって、なんであんなにおいしいんでしょうか。 じっくりと火が通されているので、味が濃く甘みが強く感じられます。

噛んでいると、遠くの方にかすかに感じるほろ苦さもあり、『寒い日は続くけど、春を感じるなぁ…』なんて思いながらおいしくいただきました。

お料理2品目 鰤とカブのお刺身

お料理2品目は『鰤とカブのお刺身』です。
もうすでにお醤油で和えてあるとのことで、そのままいただきます。

お醤油の塩梅が絶妙で、大振りに切ってある鰤の脂と旨みが引き立っています。かといって濃すぎることはなく、カブの優しい甘みも感じられます。
本当に上品にふわっと柚子も香って、これは日本酒が合いそうです。燗酒でもよさそう。

5串目 ネギマ

最後の串はネギマ。

噛めば噛むほど旨みが出てくるもも肉と、こんがり焼けた甘いネギのコントラストがおいしい。 こちらはタレで提供していただきました。タレは、お醤油を感じる甘さ控えめのアッサリ系のタレです。さらっとしている甘さ控えめなタレが好みなので、これは刺さりました。

タレがお肉の旨みとも野菜の甘みともマッチする、おいしいネギ間でした。

お料理3品目　幸せで悩ましい選択肢

そして最後のお料理は選ぶことができました。

・おつまみ系がよければたたみいわし
・ご飯系がよければ焼きおにぎり
・＋550円でうにいくらTKG
・デザートがよければ三色アイス最中

さあ、この魅力的な選択肢から皆さんなら何を選びますか？(笑)

串焼きのお店ということで…焼きおにぎりをチョイス！

運ばれてきた焼きおにぎりはとても香ばしい、理想的な色味と香りをまとっています。

そして驚くことに、スプーンの上にいくらが載っています。これは嬉しいサプライズ。
このいくらは、ほんのり出汁醤油で漬けてありました。

焼きおにぎりをいただきます。スプーンを入れるとパリッと音がします。
中から出てくる湯気が、香ばしい香りを後押しします。

鶏油と塩の絶妙な旨み、ご飯の甘み、焼けた部分の香ばしさと食感。色んなおいしさが混然一体となって感じられます。他のメニューも気になるけど、今日は焼きおにぎりにしてよかった！
しかもおにぎりは、見た目はコロンとしているものの、結構ご飯の質量はあります。
食べ終わる頃には結構お腹ぱんぱんになりました。

百名店選出のフレキシブルな対応

今回は初めてで、一人だったにも関わらず、コースの提供をしていただけたので串焼きとお料理を色々楽しむことができました。

伺った日は平日だったので、予約しているお客さんや、接待のサラリーマン風のグループ、予約なしで来てアラカルトで気軽に注文しているお客さんなど、様々なお客さんが来ていました。 聞いたところによると、食べログの2018年の焼き鳥百名店に選出されているとか！

だからサービスも行き届いているし、串焼きもお料理もこんなにおいしいんだな…納得です。 接待やデートなど、失敗したくない日のお食事は、こちらでいただけば間違いがなさそうです！

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