『八王子ワインフェスティバル2023』レポ第2弾!
ジンギスカン・串焼き・アウトドア料理・台湾料理・コラボ出店など、ワインのお供としてはちょっと意外な組み合わせで参加していたお店をご紹介します!!
メーメー牧場
『羊羊(メーメー)』の姉妹店のジンギスカンのお店。
ワイン✕ジンギスカンと言われると、ちょっと意外な気がしますよね。でもコース料理に羊肉が出てくる場合もあるから、ワインに合わないわけがない!
選んだのは北海道のグランポレール、品種はツヴァイゲルトレーベ。
感じられる青さとジンギスカンの香りがマッチして味わえるうえ、脂が他のお肉よりあっさりしているのと、北海道✕北海道ということもあり、とてもよく合う組み合わせと感じました!
上品でやさしい印象。多少青っぽさがあり若さが感じられる。すっきりと飲めるワインでした。
焼鳥 高澤
オトナな雰囲気の焼鳥のお店。こちらはワイン✕焼鳥で魅せてくれました。
無料試飲ではガルガーネガ(白)とカベルネフラン(赤)をいただきました。
カベルネフランは、古木のような乾いた植物の香りを彷彿とさせる印象に、キレイな酸と穏やかなタンニン。 焼鳥の焼ける香ばしさと古木感のある香りがマッチして、焼鳥の脂をキレイな酸がさっぱりさせてくれました。
ガルガーネガは、パッションフルーツやパイナップルなどの南国系フルーツの爽やかな酸味とジューシーさをまず感じました。 飲んでみると、元気な印象の香りからは意外な後味のすっきり感。これから迎える夏にくいっといきたい印象の1杯。
串焼きはもも肉・つくね・トマトが選べて、欲張りに全部頼んでしまいました!(高澤さんの記事が別にあるので、焼鳥の味はそちらをご確認ください!めっちゃおいしいから!笑)
ついつい頼んでしまったのが、
『パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー』1,000円/10ml!!
超有名で最高級とされる、フランスの『ボルドーの宝石』と称されるすっっっごいワインなんです!八王子でしかもグラスで飲めるなんて……!奮発しちゃった!
柑橘、白桃を思わせるジューシーで華やかな香りで、口に含むと程よい甘みと酸味がエレガントな印象。樽のほのかな香りと華やかな香りが口に残り、余韻が長く楽しめました。
ウィスキーのような上品な樽の香り。しっとりした甘さ、余韻に広がるアルコール感。シェリーっぽさもあり、非常に面白いワイン。
こんな高級ワインがグラスで楽しめるのも、ワインフェスティバルならではですね!
grege
こだわりの野菜料理をメインにふるまう『grege』さんでは、焼鳥屋『ごおで』さんの串焼きなどを提供していました。
ワインは洋ナシのスパークリングをチョイス。洋ナシの甘い香りにドライな飲み口と軽快な酸味。上品な甘さと強く弾ける泡がマッチしていて、さすがgregeさんのワインチョイスはさすがだな…。
らくざ
『岩崎醸造』さんのワインとペアリングでお料理を提供していた『らくざ』さん。
甲州の白ワインをいただきながら頼んだのは、かぶとナスの肉巻き串です。
かぶは柔らかく、甘い汁がじゅわっと肉汁とともに広がります。葉の部分はお酒が進むほろ苦さと塩味のバランスがよかったです。
ナスはスライスしたものをお肉と一緒に巻き込んであり、ナスの水分と肉汁が噛むと一気にぶわ~っと広がりました。
肉の串とも野菜の串とも違うアプローチで、食べていて面白かったです!
Tackle box
釣りやキャンプ、アウトドアをコンセプトにした店主の趣味を詰め込んだ、夢いっぱいの秘密基地のようなお店。
八王子では別の実力店でも経験を積んでおり、料理の腕と舌は絶大な信頼がおけます。そんな店主がワインフェスティバル初参加で選んだのがイタリアのメルロー。
第一印象的に香るバニラ香。メルローらしい丸みのある口当たりと、ぶどうの果実味がおいしい。
和食堂 穣
八王子お店大賞も受賞している実力派のお店!
和食に合わせるなら日本ワインはもってこいじゃないか!と思いきや、穣さんのラインナップはポルトガルのワイン。
「看板メニューの天ぷらはポルトガルから伝わったと言われている」「そんな天ぷらとポルトガルワインを飲んで歴史に思いを馳せてみるのもいいかと思い」ポルトガルワインをチョイスしたとのこと。選び方が粋でお洒落!
ブレンドしてある赤ワインで、ドライフルーツのようなしっとりとした甘みが感じられる。 タンニンはなめらかで飲みやすく、果実味が広がる。若干ある青々しさもいい。
Early先輩、ちゃんと歴史に思い馳せて飲んでたかな…?
魯肉ボーイと麻婆ガール
人気の台湾料理のお店『魯肉ボーイと麻婆ガール』
ワイン✕台湾料理という組み合わせが楽しみで足を運んでみました。あいにくの雨にも関わらず、この盛況ぶり!台湾の屋台みたいで日本離れした雰囲気が味わえました。
フランスのソーヴィニヨンブランは青い葉や緑の枝を思わせる青々とした力強い香りに、グレープフルーツのようなさっぱりとして苦みを感じる柑橘のニュアンス。
「食欲増進ワイン」との説明のとおり、油や味付けがしっかりした料理と合わせてみたい1杯でした。
夫が飲んでいたフランスのミュスカは、マスカットの芳醇な香りが広がり、酸味とミネラル感が味を引き締めさっぱりとした後味。こちらのワインは前菜系と合わせたら相性がよさそうでした。
BAR Dionysos
店舗を飛び出して『肉のあかさか』とコラボで出店した『BAR Dionysos』さん。
無料試飲はもちろん、有料ワインがとっても充実していました!!貴重なワインばかりで、ついお財布のヒモがゆるんでしまいました。
まずは無料だったアメリカのジンファンデル。私が好きな品種ということもあり即決(笑)
煮詰めたベリーや完熟したチェリーのような濃厚でしっかりとした甘みとバランスの取れた酸味、後味にタバコやスパイスみたいな乾いた葉の香りが広がります。このしっかりした果実感とビターな香りのハーモニーが魅力的なんですよ!
有料でいただいたのは、『ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエクリュ』。
フランスで有名な産地の中の、上から2番目の等級の、優良な畑でとれたぶどうで作られた上質なワインなんです。
たぶん、お店でボトルで頼んだら5万ぐらいするんじゃなかろうか…。
bar Agosto
ヒューガルデンの生ビールが飲めて、外国のビールやお酒の種類が豊富で雰囲気抜群の『bar Agosto』さん。
今回の提供ワインは、なんと『Wine Salon Tanaka』のソムリエ、田中さんがプロデュースしたとのこと!楽しみにしてました~!
シャルドネはフルーティーさと酸味に加え、樽の香りやメロンみたいな甘い香りも楽しめました。かといって甘すぎず酸味が味を引き締め、味わいに奥行を感じました。
カベルネソーヴィニヨンは、しっかりとしたなめらかなタンニンと果実味に加え、負けない酸味が心地よく、重すぎず飲める1杯。
後味に青いハーブのような清涼感があり、複雑な味わいを感じました。
今回はワイン✕意外な○○というくくりでご紹介しました。
ワインは敷居が高いイメージだったけれど、身近な食べ物や気軽に入れるお店でのコラボがあると、ワインの可能性って思ったよりも広いんだなぁ、と感じました。
また、日ごろの生活ではお目にかかれないような有名なワインまで飲めてしまって、とても幸せな時間を過ごすことができました。太っ腹なセンスとラインナップをそろえてくださって、ありがとうございました!
レポはまだ続きま~す!
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