老舗鮨店の跡に誕生。四季折々の料理を楽しめる和食店『料理屋おぐま』

2025年3月に惜しまれながら閉店した鮨屋『佐和鮨』の跡地に、2025年7月、新たな和食店『料理屋おぐま』が誕生しました。八王子の老舗肉料理店『肉のやまもと』で長年修業を積んだ元料理長がオーナーを務める一軒として、話題を集めたお店です。今回は、その魅力を探るべく初取材してきました。

八王子南町の住宅街に誕生した和食店

八王子駅北口徒歩15分。西放射線ユーロードから南小路に入り、八日町南の交差点を過ぎたあたりに静かに佇む『料理屋おぐま』。昨年7月のオープン前にお知らせしたニュースの続報をお届けします。

おぐま_アクセス

【新店誕生!?】老舗『佐和鮨』跡地に看板が…!その名も『料理屋 おぐま』

2025年3月に閉店した『さわ寿司』。その跡地に、なにやら新しい看板が登場しています。 [sitecard url=https://8dabe.com/2025/02/14/sawazushi/] 看板に書かれていたのは・・[…]

満を持してオープンした『料理屋おぐま』

老舗『佐和鮨』のオーナーと子どもの頃から懇意にしていた『料理屋おぐま』店主の小熊浩之さんは、数年前に店の場所を引き継がないかと声をかけられ、2025年7月、ついに自身のお店を開くに至りました。オープン当初の写真をお借りしましたが、とんでもない量のお花が届いていました。それだけ多くのお客さんに待ち望まれた開業だったことが伺えます。

おぐま_外観

目を引く鮮やかな外壁

外壁の色を変え、夜でも目に入ってくる視認性の高さ。このあたりに縁のある方であれば、見覚えがあるのではないでしょうか。

おぐま_外観

余白のある空間づくり

店の中に入るとテーブル席が2つ。カウンターが6席。余裕をもって配置された座席で、ゆっくりと食事やお酒を楽しむことができます。

おぐま_内観

カウンターは店主との会話が弾む特等席。取材日も昔馴染みのお客さんがゆったりと食事を楽しまれていました。八王子生まれ八王子育ちで、八王子の人々に愛され続ける店主の人柄が、店の至る所ににじみ出ています。

おぐま_内観

奥の個室で接待利用も

店の奥には座敷を使った個室があり、襖を仕切れば2つに分かれ、外せば最大14名が座れる大型の個室に変わります。大切なひとや、重要なビジネスパートナーと、特別な時間を過ごすことができる空間です。

おぐま_個室

『おまかせコース 7品』7800円(別途サービス料10%)

今回はどれも人気の御料理メニューの中から、『おまかせコース 7品』をご紹介します。

おぐま_メニュー

彩り鮮やかな「前菜」からスタート

写真左上から時計回りに、「タコの卵ポン酢」「黒豆のおろし和え(レモン汁がけ)」「真鱈の白子かつお出汁」「帆立とあさつきの酢味噌がけ」「鴨ローストのオレンジ煮」「市田柿の自家製ゆずチーズのサンド」。

おぐま_前菜

「タコの卵ポン酢」はつるつるとした食感で酒のアテの最適解。「黒豆のおろし和え(レモン汁がけ)」は黒豆の甘みとレモンの酸味が抜群の相性で、「真鱈の白子かつお出汁」は低温調理で下味がついており、魚の旨味が凝縮した味わいを楽しめる逸品。「帆立とあさつきの酢味噌がけ」は非常にさっぱりしていて一瞬で口の中で溶けてしまう柔らかさ。「鴨ローストのオレンジ煮」は噛めば噛むほど味が出て爽やかな香りが鼻を通り抜け、「市田柿の自家製ゆずチーズのサンド」は舌に絡む芳醇な甘みで十分な満足感を得られます。

おぐま_前菜

新わかめと新筍と菜の花の「椀物」

土瓶蒸しの出汁をかけると色が変化する粋な計らいを楽しめる椀物。

おぐま_椀物

柔らかさに驚く新わかめで海の甘さを感じながら、シャキシャキ食感の新筍と、春先取りの菜の花とのマリアージュは至福の瞬間。2品目にしてこの充足感は、まさに贅沢の極みです。

おぐま_椀物 おぐま_椀物

八王子市場の新鮮な魚を使った「お造り」

この日の「お造り」は写真上から時計回りに、「真鯛」「鮪中トロ」「鮪赤身」「金目鯛の焼霜造り」「活しまあじ」の5種類。

おぐま_お造り

店主小熊さんのご実家は、八王子北野にある八王子市場の中で鮮魚店を営んでおり、小熊さんは現在も週の半分は八王子市場でも働いています。そこから仕入れてくる魚を使ったお造りは抜群の鮮度。丁寧に捌かれたその日その日の鮮魚を楽しめるのも『料理屋おぐま』の魅力の1つです。

おぐま_お造り

和と洋を味わえる「煮物」

美しくお皿に盛られた「煮物」は「豚の角煮」。

おぐま_煮物

和食の角煮をイメージしていたら、豚肉の上にマッシュポテトが乗せてあり、ホウレンソウ、白髪ねぎと合わせると、口の中で洋のテイストに大変身。和食のみならず、様々な料理に精通している職人の技が随所に盛り込まれ、コース中盤で食への好奇心をさらに駆り立ててくれます。

おぐま_煮物

春の息吹を感じる「揚物」

春野菜をふんだんに使った天ぷらは、「行者ニンニク」「ふきのとう」「タラの芽」「ウド」の4種類。どれも深みのある味の濃さで、まだ肌寒い八王子に一足早い春の訪れを感じさせてくれました。

おぐま_揚物

待ちに待った「焼物」は「すき焼き」で大満足!

ご飯とお味噌汁と共に、いよいよ「焼物」の登場です。この日はA5ランク仙台牛を使った「すき焼き」。ネギ、肉厚の椎茸、春菊と合わせていただきます。

おぐま_焼物

驚いたのは肉の大きさだけではなく、その薄さからは信じられないほどの肉の弾力!しっかり味が染み込んで、ご飯おかわり不可避です!さすが「肉のやまもと」で7年働いて、4年料理長を勤めた小熊さんの「焼物」。前菜から焼物まで、大満足のコース料理です。

おぐま_焼物

最後は「デザート」で〆

満腹で満足した後の「デザート」は別腹ですよね。『料理屋おぐま』のデザートは「自家製アイス」。この日は「苺」のアイスをいただきました。

おぐま_デザート

4月は桜の葉と花びらを塩漬けした「桜」のアイスを、5月は「ヨモギ」のアイスを予定しており、常に四季折々の味を楽しむことができるそう。いつ行っても新しい発見があるお店は通い甲斐がありますね。

おぐま_デザート

酒の種類も豊富に用意

料理に合わせたお酒も多数あり、独自のルートで仕入れたメニューにない特別なものも用意があるそう。

おぐま_酒

ボトルキープもやっているので、お好きなお酒を1本入れて、八王子の酔い夜を楽しむのもオススメです。

おぐま_酒

お客さんに合わせて腕を振るう店主の心意気

「メニューは季節によって変わるというより、“人”によって変えるんです」と話す店主小熊さんは、お客さんのご要望に常に応えながら営業しており、メニューにない「蟹しゃぶ」や「スッポン料理」などもその時々で提供しています。食べたいものをおいしく食べさせてもらえる和食店『料理屋おぐま』。八王子にまた1つ、新名所が誕生しました!

おぐま_蟹
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飲食店は「人」で成り立つことを改めて実感させてくれた『料理屋おぐま』。小熊さんが創り出す料理と、居心地のいい雰囲気は、コミュニケーションが大切な時代だからこそ、これからの八王子になくてはならない存在なのだと思いました。ぜひ、皆さんのお気に入りの季節に、お気に入りの味を求めて、足を運んでみてください!

料理屋おぐま

住所
東京都八王子市南町6-8 エルモンドノジマ
アクセス
八王子駅北口 徒歩15分
営業時間
月・火・木17:00~21:30(L.O. 20:30)
金・土11:30~14:00(L.O. 13:30)、17:30~22:30(L.O. 21:30)
日11:30~14:00(L.O. 13:30)、17:00~21:30(L.O. 20:30)
定休日
水曜日
電話
080-7235-7273
Webサイト
https://oguma-hachioji.com/
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