和食堂『穰-ゆたか-』寒い夜にはおでんと天ぷらを地酒と共に

今年のおみくじは大吉だったライターもっちです。
この寒い時期やはり、おでんと日本酒は鉄板ですよね。

天ぷら、魚や旬菜を使った和食が楽しめる和食堂『穰』

京王八王子駅西口のお向かいにあるコンビニを曲がれば徒歩２分で到着

横断歩道を渡ってコンビニの角を曲がればすぐ見えてくる、「おでんあります」。この日はなかなか寒かったので、嬉しい！

夜の雰囲気いい感じです。

テーブル席６席とカウンター席５席の落ち着いた店内

所在地：東京都八王子市明神町4-2-2

お料理、日本酒どれも逸品！

おすすめ地酒からまずは名前がかわいい奈良の地酒の『春鹿(一合950円)』。
ラベルも冬っぽくてかわいいです。
お味はちょっと癖がありつつ、飲んだ後はそれが残るわけでもなく、すいっと飲めてしまう。

『穰』ではお通しというものがないそうです。

注文したお料理が到着するまで、旬菜の小鉢などを頼まれる方も多いそう。おすすめメニューから『うどのきんぴら(385円)』をチョイス。

歯ざわりよろしく、うどの香りもして日本酒進んでしまいます。

待ってましたおでんと天ぷら盛り合わせ！
がんも、こんにゃく、ちくわぶ(各140円)、焼売、白滝、厚揚げ(各150円)。

熱々おでん！お出汁のいい香り！私はがんもとこんにゃくを選びました。
がんももこんにゃくもお出汁の味が染みてておいしい！日本酒効果もありさらに体も温まります

エビ天3本、白身魚、お野菜3種(1,230円)。

きれいな天ぷらです。エビはサクッとプリっとおいしい！天つゆで食べるの良いけれど、やはりお塩で食べるのが好き。

気になっていた『裂きするめイカ天』(440円)が来ました！手軽に食べられてお酒と一緒につまむの最高！
あのスルメイカが天ぷらになることで、柔らかさも出るけど天ぷらのサクサク食感とスルメイカの塩味もちょうどく。
これは日本酒に合わせるべきです！

ただし、お子様にも大人気なメニュー。大人がちびちびやりながら食べてたら、お子様がパクパク食べてしまい、あっという間になくなるのだそう。
私の隣に座ってる息子の目が光ってる気がします。

夫もビールの後は、日本酒へ移行、まず頼んだのは『栄光富士仙龍(一合980円)』

一口もらいましたが、フルーティーな感じでした。もう少し飲みたかった。

バランスよくサラダをと思い『彩野菜シャキパリサラダ(680円)』を頼んでみたら、ドーム型？！

春巻きの皮を揚げているのだそう。これをパリパリ崩して混ぜて食べます。名前の通りしゃきぱり！和風ドレッシングでおいしいです。

息子は肉が食べたいとのことで『鶏手羽元のから揚げ3本(480円)』を注文

写真を撮るから！と言っているそばからお箸を挿入してくる息子。早く食べたい！感じありありです。
お肉はジューシー、息子もお好きな醤油味。熱々のうちに食べてあっという間になくなりました。

日本酒にぴったりな一品が来ました。『鮪の中落ち酒盗和え(792円)』。

酒盗の塩気が強めでちびちび食べて日本酒に合う～。少し癖のある日本酒ととても相性がよさそう！
なので、日本酒のおすすめをお伺いして、注文。

おすすめの『仙禽(一合1,080円)』。栃木のお酒で自然に任せた造り方をしているとのこと。
玄人向けな日本酒なのだそう。新酒のフレッシュさがあり舌先にピリッと来ました。口の中に広がる香りと後味良くもちろん飲みやすい！

夫は『栄光富士　酒未来米(一合1,080円)』、先ほどのとは違い酒未来米というお米を50％まで磨き使用しているのだそう。
一口もらいましたが、先ほどの『栄光富士　仙龍』よりフルーティーで甘口な感じがしました。

さて、夫と待ちわびてた『白子の天ぷら（880円）』！

さくっふわっとろっアッツ！おいしい！やはり頼んで正解の天ぷら。お塩で食べて日本酒を飲む。最高です！

そろそろ〆にに近づいているけれど、もう一杯。
お店の名前にもなっている日本酒『穰(一合1,150円)』を頼みます。

『穰』は黄味がかった色の日本酒。癖のある香りが口の中に広がり、心地良くおいしいです。

お店を開く際、色々調べているうちに店名と同じ日本酒の『穰』を見つけたのだそうです。
蔵元の徳島まで赴き、お店に置かせてほしい旨、交渉されて現在提供しているとのこと。

おいしいお酒を提供したいという気持ちの熱さ、素敵です。

そろそろおなかも落ち着いたので、〆を・・・・。入店して早めに注文しておいた
『季節の土鍋炊き込み御飯(1,450円)』。

キノコの香りがふわっと湯気とともに立ち上がってきて、一口食べれば、ほっとするお味です。あっという間になくなったのは言うまでもありません。
こちらは早めの注文をお勧めします。

五穀豊穣にちなんで・・・

お店の名前は店主のお父様への感謝の思いを込めて名前の一字をもらったのと『五穀豊穣』という言葉があるように
食に関する言葉でもあり、おいしいお料理、お酒を提供することに関係しているということで『穰』とつけられたそうです。

店主の堤ご夫妻。
ご主人が料理場に入ってメインで調理されていて、おすすめやお酒の説明など奥様がいろいろ教えてくださいました。
家族3人満足、おいしいお料理、お酒で幸せ気分になれました。
ごちそうさまでした！

お店を開いて昨年で11周年を迎えたそう。日本酒は奥様がこだわりを持って選んでいて、
癖や香りに特徴がありながら飲みやすい。
加えて、地酒らしさがわかる感じでしょうか。
どれも私好みばかり。

話を聞けば聞くほど地酒への思いが伝わってきました。また伺います！