5月行われた大盛況!『八王子ワインフェスティバル2023』
前売り券は完売し、当日券を発売するほど注目もお客さんも集まっていました!✨
魅力的なお店がたくさん参加していて、ワインも料理も年々グレードアップしていたのでご紹介します!
ワイン好きで頼れる先輩Early Walkerさんと、私ちょんちょん、そしてちょんちょんの夫が参戦し、時間が許す限り巡ってきたのでレポートします!
受付
京王八王子駅スグのBASELさんで受付。(参加店舗でチケットを購入した方は参加店舗で受付です)
ワインレッドのホルダーにグラスと、チェック表、地図、各店舗の紹介冊子が入っています。
今年のグラスデザインはこちら!
収穫したぶどうをつぶしている様子が描かれた、とってもオシャレで可愛いデザイン!
受付の横では楽器の演奏パフォーマンス。開始までのウキウキ気分が高まってきます!!
スタートが12:00なので、それまで地図を眺めて作戦会議。
「このお店オススメですよ」「ここは新しいお店ですね」なんて情報交換をしながら話していたら、時間はあっという間に過ぎます。
いよいよ12:00、ワインフェスティバルスタート!
今回のレポでは、ワインのお供といえば!の定番フレンチ&イタリアンのお店をご紹介します。
実力派ぞろいで、お店の個性も反映されていて、八王子ってすごい!と思わされました!!
GURECO
お肉料理と自然派ワインが有名で、押しも押されもせぬ人気店『GURECO』さん。
前菜や付け合わせの野菜などもおいしくて、お肉は産地や部位が選べて、どのお肉がいいかいくつかの塊から選べたりします。
お店は3階にありますが、いつ見ても階段下の道路まで列ができていました。 お店は満席で、今回はワインだけになりましたが、Early先輩がチョイスしたのはグルナッシュの赤ワイン。
非常に軽やかで小さな花のようなかわいらしさがある。ラズベリー系のフレッシュな果実感、自然で透明感のある味わい。 個人的に一番おいしいと感じたワインでした!
とのこと。やっぱり私もがんばって並べばよかったな…(列を見て諦めた人)
Bistrot BonCoeur
久しぶりに参加されていた『Bistrot BonCoeur』さん。噴水ビルの中にお店を構え、こぢんまりとしたお洒落な店内。こちらも、私は大ファンなお店の1つです。
せっかくワインといただくということで、お料理はシャルキュトリー盛り合わせと、ヤングコーンのローストをいただきました。
選んだワインはフランスのロゼワイン。可愛らしい軽やかな酸味と飲みやすい甘みが心地よいハーモニー。キレイな後味に、春を思わせる花を感じる余韻が広がります。
シャルキュトリー盛り合わせにはパテ、リエット、生ハム、サラミ、ピクルス、バゲットが乗っていました。このボリュームで1,000円ってすごすぎませんか? もちろんボリュームだけじゃなくて味も絶品!
生ハムはしっとりとして程よい強さの塩味が感じられます。パテはレバーが入っていて濃厚で、肉感も感じられます。リエットはなめらかに口に広がり、肉の繊維を噛むと旨みが更に出てきました。
バゲットに乗せて食べるととてもおいしかったです。ピクルスは食感と酸味がよく、お口直しにぴったりでした。サラミは肉感とスパイス感が楽しめ、少し硬めの食感が、長くワインとのマリアージュを楽しめました。
ヤングコーンのローストは、『甘々娘』という甘みの強い品種のとうもろこしで、香ばしさと甘み、ジューシーさが一気に押し寄せてきました。
どれもロゼワインと相性がよく、あっというまにワインを飲み切ってしまいました。
ちなみに別行動していたEarly先輩はシラーとグルナッシュの赤ワインを選んでいました。
甘みとスパイシーさのバランスが非常にいい。ミネラリーで飲みやすく驚いた。
とのこと。品種的には少しどっしりしそうな感じですが、飲みやすかったとのこと。こちらも捨てがたかったな…。
gauche
サンヴァンサン常連で、こちらも最後まで行列が途絶えることのない人気店『gauche』さん。わたしも大ファンの1人です。
途中でこの行列を見て、行く順番を前後させました。
時系列で言えば、16:50ごろ(終了10分前)に伺ったのですが、それでもお店に入るまで少しエスカレーターを列で待ちました。本当にすごい人気…。
ぷりぷり大海老のパリパリフリットが食べたくて、選んだのはフランスの白ワイン。 確かな甘みの裏で優しい酸味がしっかり構えている印象。柑橘やリンゴなど、酸味を感じるフルーツの旨みにきりっとしたミネラルが後味を引き締め、飲みやすくも白ワインらしさが光るワインでした。
ぷりぷり大海老のパリパリフリットは、もう名前そのまま!大振りな海老はぷりっぷりの歯応えで、カダイフという麺状の衣がぱりぱりサクサクで、海老の甘みと衣の塩味がとてもおいしいんです…。酸味の効いた白ワインに海老の甘みが加わり、後味をさっぱりとさせてくれます。
イベントだからとはいえ、いつもの営業で出している出来立てを提供してくださるのがここのすごい所。秘密にしておきたかったけれど、隠しきれない素敵なお店です。
Bistro Panda
先日取材させていただいた『Bistro Panda』さんもサンヴァンサン常連の人気店。以前のサンヴァンサンでワインをいただいておいしかったので、取材に行ったお店です(詳しいお店紹介は記事をご覧いただけると嬉しいです!)
今回は2018年のミス・ワイン、宮坂 佳奈さん(『日本ワインを楽しむ会』主宰)と一緒にチョイスされた、こだわりの日本ワインで揃えていたとのこと。
その中でEarly先輩がチョイスしたのは、広島の赤ワイン。品種はシラーでした。
スッキリした香りがしたが、飲んでみるとしっかりとした濃さと渋み。重すぎない飲み口で後味のスパイシーさが絶妙!
とのこと。 通常営業ではマイナーな国も含めた諸外国のワインを多く扱っているパンダさんですが、日本ワインの選定もさすがです!
BISTROT HAJIME
今年のワインフェスティバルは昨年移転した新店舗で参加!
こちらも、先日友だちと伺っておいしくて、ワインフェスティバル参加が楽しみだった1軒。イタリアの、ブレンド赤ワインと、それに合わせてお料理は牛タンの赤ワイン煮込みとマカロンをお願いしました。
赤ワインはスパイスや牛革を思わせるパンチのある香りが一番に感じられ、飲んでみると赤い果実系の酸味がやや強く感じられます。第一印象は飲みごたえがある濃さを感じましたが、後味はあっさりとしていました。
じっくりと煮込まれたであろう牛タンは、私史上いちばんほろほろトロトロになっていて、舌で触れるだけでほどけていきました。
ソースは赤ワインの酸味と、遠くの方にほんのりと感じるほろ苦さが味に奥行を出していて、コショウの香りと辛みがソースを引き立てていた印象です。
マカロンは2種、抹茶味と紅茶味でした。マカロン生地がとてもキメが細かくしっとりほろほろ、噛むともっちりとしたしっとりさがあります。抹茶味は抹茶の香りがふわっと口の中に広がり、あっさりと楽しめます。紅茶味は華やかに香りが鼻を抜け、余韻が長く感じられます。
ADOMANI
2月のサンヴァンサンにも参加していた、常連店舗の1つ『ADOMANI』さん。 『ランプレドット』というギアラの白ワイン煮が絶品で有名ですが、個人的にはアランチーニ(リゾットコロッケ)も大好きでオススメです。
今回はワインフェスティバル限定で自家製サルシッチャも作っていました(インスタ情報)。 こちらでEarly先輩が選んだのは有料試飲の赤。メルローとコルヴィーナという品種のブレンドのワイン。
ハーブ系のスパイシーな香り。甘味と深みと渋みのバランスが非常によく、飲みごたえがある1杯。
とのこと。聞いたことのない品種を使っているワインを見ると、頼んでしまいたくなるんですよね~!
ビストロ ヴァガボンド
今回が2度目の参加となった『ビストロ ヴァガボンド』さん。外で店員さんが雨の中笑顔でワインをサーブしてくださいました!夫婦でそれぞれ赤と白をいただきました。 赤ワインは軽やかな酸味と生き生きとしたベリー系の果実感が感じられました。色はしっかりしていましたが、タンニンは軽く飲みやすく、後味にハーブの青さやスパイス感が広がります。
白ワインはフルーティーさとぶどうが活きた酸味が味を引き締めていた印象です。 お料理は、『海老と野菜のエチュベ』を注文しました。 エチュベとは素材の水分だけで仕上げる煮込み料理の一種。 こちらのエチュベはマリネのように酸味の効いたさっぱりとした味付けになっていました。 食べやすい酸味とさっぱり感に、噛んでいくと海老や野菜の優しい甘みが味わえます。酸味をまろやかにする程度のほのかな甘みに、ローズマリーとピンクペッパーのアクセントが感じられ、サーブしてもらった赤ワインとも白ワインとも相性がいいと思いました。 何年か前に初めてヴァガボンドさんに行ったときはビストロに慣れていなくて緊張してしまいましたが、今回は図々しく、今後の取材を申し込んでしまったほど!(笑) ゆっくりとワインとお料理を味わいたいお店です。
Trattoria 福祐
今回初参加だった『Trattoria 福祐』さん。Early先輩にも、ソムリエの田中さんも、他の知り合いにもオススメされていたこちらのお店(Early先輩の紹介記事があるのでぜひ!) とても楽しみに伺いました! こちらでは今回豊富な種類のシードル(りんごから作ったスパークリングワイン)をそろえていらっしゃいました。 選んだシードルは、りんごの甘みが感じられる飲みやすいタイプのものでした。優しい甘さと酸味に泡がはじけてフレッシュに味わえました。
別のお店で相席した参加者の方がオススメしてくれた『ゴルゴンゾーラチーズのムース』と『穴子のビール衣フリット』をいただきました。 ムースは、ふわっと口でとろける食感に、ムース状だからこそ優しくかつしっかり香るゴルゴンゾーラの風味が、シードルの泡と甘みにマッチ!オレンジのはちみつが甘みとコクを足しブラックペッパーが華やかに香ります。 穴子のフリットには、あられみたいな衣が付いていましたが、軽快なサクッとした食感に仕上がっていました。身のふわっとした食感と、皮のもちっとした食感のコントラストも楽しめました!
どこのお店も、ワインとお料理がおいしくて、かつワインとお料理のペアリングも考え抜かれているのが感じられ、年々ワインフェスティバルのクオリティが高くなっているなと感じました。
本当にこれだけの魅力的なお店が、八王子だけで沢山あるというのは本当に嬉しいこと!
八王子にお住まいの方はもちろん、今回のワインフェスティバルで初めて八王子に来たという方たちにも、またゆっくり通常営業の日にお店の味を楽しみに、八王子に来ていただけたら嬉しいと思います。
チェックしよう!