横山町にある「市守大鳥神社」で、今年も『酉の市』が開催!今回は、2025年11月12日(水)に行われた「一の酉」の様子をレポートします。
駅前からすでににぎわいの気配
JR八王子駅北口から神社へ向かうと、マルベリーブリッジからは屋台が並んでいるのが見え、思わずワクワク。まだ午前中ということで準備中の屋台が多かったのですが、からあげの香りや、色とりどりののぼり旗が風に揺れ、朝からお祭りの雰囲気が漂っていました。
屋台の誘惑をグッとこらえながら、境内に向かうと注文済みの熊手を受け取りに来た方や、早めの参拝をする人々でにぎわいを見せていました。
熊手のトレンド、聞いてみました!
酉の市といえば、なんといっても熊手!色とりどりの飾りが並ぶ様子は、見ているだけでも心が弾みます。
ふと「毎年トレンドってあるのかな?」と思い、屋台の方にお話を伺ってみました。「特に大きく変えることはありませんが、来年の干支を取り入れるのはポイントかもしれませんね」とのこと。たしかに、今年の熊手にも来年の干支である馬をモチーフにした飾りがあちこちに見られました。
また、壁掛けタイプだけでなく、置き型の熊手も人気だそうです。「壁掛けの熊手は、飾る場所に困る方も多いですよね。もし迷う方は、置き型タイプを選ぶのがおすすめですよ」と教えてくださいました。確かに…!ちなみに熊手は、目線より少し高い位置に、出入り口へ向けて飾ると良い運気を呼び込むと言われているようです。
関東の伝統行事、酉の市とは?
酉の市は、12日に1度巡ってくる干支の「酉(とり)」の日に行われる行事。今年は二の酉までですが、年によって一の酉・二の酉・三の酉まであるのは、その暦に由来しています。
ちなみに、酉の市は、関東近郊の神社で開かれる伝統行事。私は出身が関東ではないので、恥ずかしながら酉の市を知ったのは八王子に越してきてからでした。でもいつからか、この季節に熊手を抱えた人々がまちを歩く姿を見かけ、「冬が始まったんだなぁ。」と感じるようになりました。
御朱印は5種類!人気は「金運上昇」
参拝のあとは、御朱印をいただきました(初穂料500円)。酉の市限定で、全部で5種類が用意されており、午前中にも多くの方が列をつくっていました。なかでも一番人気は「金運上昇」。金運上昇の印が押されたデザインは、見ているだけで運気が上がりそう!どれにしようかと迷いながら、御朱印を手にした方々が笑顔で境内をあとにしていく姿が印象的でした。
屋台もにぎやか
参拝が終わったら、ずらりと並んだ屋台へ。定番のたこ焼き・お好み焼きのほか、かわいいサンリオチョコバナナや、SNSで話題のラブブのくじなど、ポップなラインナップの屋台も多数!
境内にある七味やべったら漬けといった昔ながらの屋台も健在で、懐かしさと新しさが楽しめるお祭り風景が広がっていました。
今年の酉の市はあと何回?
2025年の酉の市は、二の酉まで。
・二の酉:11月24日(月・祝)
昨年のように三の酉は開催されないので、二の酉を逃さないように注意してくださいね。今回は午前中に訪れましたが、夜は提灯の灯りがともり、威勢のいい手締めの声が響きます。明るい時間とはまた違う、幻想的な雰囲気も魅力ですね。
冬の始まりを告げる“おとりさま”が、今年も幕を開けました。「一の酉を逃した!」という方も、二の酉にぜひ足を運んでみてください!
市守大鳥神社 (いちもりおおとりじんじゃ)
- 住所
- 東京都八王子市横山町25-3
- アクセス
- 八王子駅北口 徒歩5分
- Webサイト
- https://jinja.tokyolovers.jp/tokyo/hachiouji/ichimori-otorijinja
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