【10/22(日)まで!】八王子芸術祭『秋の果て、やっぱり寄り道してみようよ、展覧会』開催

おじゅん

盛り上がってます!八王子芸術祭!
今回は展覧会のご紹介をさせてください!入場無料です\(^o^)/

『引き出しに宇宙をしまっておいた』
障がいのある人たちが暮らしている入所施設のクラブ活動から生まれた作品を展示します。

一緒に過ごしてきたスタッフやプロの絵も展示していて、
『多様性』『時間』『表現』をぜひ体感しに行ってみてください!✨

八王子芸術祭とは

5つのフィールドを巡りミライへつなぐ芸術祭。
地域ごとに様々な顔をもつ八王子。
市内を5つのフィールドに分け、全10年の計画で2年ごとに地域を巡る芸術祭です。
2023年度は、高尾・恩方周辺のNATUREフィールドで『自然に潜む美しさを探る旅』をテーマに開催します。
期間は2023年9月15日~10月29日

秋の果て、やっぱり寄り道してみようよ、展覧会

開催場所は八王子駅北口の目の前!オクトーレ11F
八王子市学園都市センター 第2ギャラリーホールでございます♪

キュレーターの風姫(かぜひめ)さん
「造形をするにしても、作品をつくるのも、呼吸に意識を向けて体の緊張をほぐして、自分の方から世界を見る。そういう状態で作品をつくる」と。
内側の表現を引き出すお話を伺って、作品をつくる壮大さのようなものを感じました。

風姫 (かぜひめ)

AIR-空-パフォーミング・アーツ研究会代表
八王子を拠点に『営みとしての表現』を探求するパフォーミング・アーティスト。
アート作品や演劇をつくりながら、障がいのある人たちの人柄や表現の可能性に興味を持ち、福祉施設で身体表現、アートを通じて心身を開放する場をつくっている。

恩方にある八王子平和の家で、2004年から利用者さんがつくり続けてきた作品。
毎月1回1時間半のクラブ活動で描く絵を、いつか発表しようと引き出しに20年間ためてきた作品たちを展示しています!

”素晴らしくできた作品”を見るのではなく、
見る人の感覚が動いたり、分からないとか、見方が豊かになるというのを意識した展覧会。
作品を見ることでご自身の感覚で作者と同化してみてください。

風姫さん

絵を描くというなんでもないことだけど、そんな表現があったんだというのを見るひとの感じ方でみてもらいたい。

絵だけじゃなくて、暮らしの中に自分のセンスを使ったり、自分を表現する手段はたくさんあるので、自分の表現をすることのきっかけになればいいですね。

おじゅん

風姫さんは、好きなことを楽しんでやってる!という表情をされているのが印象的でした。
絵を見る前にインタビューさせて頂いたのですが、話を聞いていたら、早く絵が見たい!とワクワクしました♪

風姫さんは会場にいらっしゃるので、お話を聞きながら楽しむとより一層深みにハマると思います(・ω・)ゞ

引き出しに宇宙をしまっておいた

『おいしかったぁ~』千村英夫
2004年から7年間、飽きずに描いた299枚の絵を、ずら~と並べてその軌跡を展示しています。
「本当は299枚を全部並べたかったけれど絞り込むことで、変化の様子と答えがない感覚をお届けします」と風姫さん。

私が個人的に好きだったのは、あまなつ(左)、そしてピラフ(右)。
ピラフのにんじんやグリンピースが整列されているのが、私にはない発想で好きです!

こちらは天ぷらうどん
アーティストすぎませんか!!センス半端なさすぎてもう私の語彙力では伝えられません。
このあたりから文字が登場するようになって、来場者さんは文字もじっくり読む方も多いそう。

おじゅん

千村さんが書いてきた絵を299枚の中から34枚を展示。
最初はお花から始まり、食べ物になり、食べ物に文字が加わって・・・その変化を楽しみながら、ラスト1枚をご体感ください!
私は「ほう」となりました✨

『ならんで座る』 国分初子・天の川銀河
なぜか並んで座るようになったおふたり。
自然の中にいるから色使いも自然で、毎月の作品の色味がリンクしているのがハモっているよう。ぜひ耳をかたむけてみてください。

心のケアのセッション
スタッフさんが後ろから抱っこして、障がいのある人に代わって言語化する。
信頼関係でできる言葉じゃないやり取りから、スタッフがリードするのではなく、受け取ったものをセッションで表現された作品。

スタッフさんの作品
スタッフもクラブの時間は一緒に好きに書いた絵を、45枚でひとつの作品に仕上げました。
本当は絵が苦手だけど書いてみると表現力が刺激され、立場が逆転して学ぶことがあるそう。

『日々野原』ヒジカタ トモコ

この絵は、山の中で、指で書いた作品。
風姫さんが「空中に自然をつくりませんか?」とお誘いして、つくってくださった草原がなびいている絵。

展示会場のこの高さはもはや人工のおやま。
恩方で作られたものを持ってくることで、八王子中心部と恩方を繋いでいる仮想のおやまとして、自然をつくりたくて展示をお願いした作品です。

おじゅん

この絵は真正面にベンチが配置されていて、そこに座ってじっくり絵を見ていると、風を感じました。

「彼女が書いてるものをそのまま感じられる、表現ってそういうもの」と教えていただいて、アートの奥深さに触れた気がします。

最後に・・・

風姫さんが一番好きな一枚。
何も書いてないように見えますよね!
実はとあるものをめちゃくちゃ本物のように描かれています!!気になりますね~😊

おじゅん

いかがでしたか~?
実はアートや芸術が全くわからない私が取材に行ってしまったのですが、すごく楽しかったです!!!🥳

「上手・下手・高いとかの『芸術』じゃなくて、自分の表現をすることをやり始めるとすごく意識が変わる」と伺って、自分の中にじわ~んと衝撃がありました。

『表現』された作品は、どのように感じるかは見る人による。
人に見てもらってもたらす感覚までが作品だとしたら、すごいロマンですね!😳

10/22(日) 16:00までの開催!
ぜひ寄り道して体感してみてください✨

八王子市学園都市センター

住所
東京都八王子市旭町9-1 八王子スクエアビル11・12F
アクセス
八王子駅北口 徒歩1分
営業時間
9:00~22:00
定休日
12月29日~1月3日 (その他年間数日の休館日あり)
電話
042-646-5611
Webサイト
https://www.hachiojibunka.or.jp/gakuen/
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