11月4・5日に東京たま未来メッセにて、開催予定の大型イベント
『日本遺産フェスティバル in 桑都・八王子」』が開催決定!
さて、正直『日本遺産』についてどれぐらい知っているかい??
えっ!八王子だと高尾山は日本遺産に認定されてるんですよね・・・?すみません、もうこれ以上わかりませんww
・・・というように、どういう概念なのかも正確に知っている人は少ないのかもしれませんね!!(自分もです)
今回はフェスを更に楽しめるように、日本遺産について改めてちゃんと知っておこうという企画!
頑張って解説します😇
そもそも日本遺産ってな~に?
『世界遺産』はなんとなくわかるけど、『日本遺産』と言われても
いまいちピンとこない・・・って人も多いかも。
みなさん、正しく『日本遺産』がどんなものか、知っていますか~?
世界遺産と日本遺産の違い
世界遺産は、建造物や遺跡などの文化遺産、
生態系、絶滅のおそれのある動植物が生息する地域などの自然遺産、
またその両方の要素を持つ複合遺産が登録の対象となります。
世界遺産 一例
【文化遺産】タージ・マハル(インド) / 自由の女神像(アメリカ) etc…
【自然遺産】ガラパゴス諸島(エクアドル) / 屋久島(九州・沖縄) etc…
【複合遺産】マチュ・ピチュ(ペルー) etc…
一方『日本遺産』は『ストーリーで地域を魅せる』をコンセプトにしています。
その土地の歴史的魅力や風習・特色をひとつの『ストーリー』としてパッケージしたものを、文化庁が『日本遺産』として認定。
『日本遺産』の存在意義としては、
遺跡、名物、祭などを、観光や地域活性に繋げられるように演出し、活用していく、というものです。
元々は2020東京オリンピックをフックに、外国人観光客へのインバウンド向けの施策として発足したプロジェクトなので、
『体験型の観光』という概念を幅広く浸透させたいという思いも込められているんだとか。
現在は104件のストーリーが認定されています。
世界遺産は、遺産を保護するため。
日本遺産は、遺産を活用するためのもの。ということになります!
ほお~・・・なるほど!
そして八王子でいうところの高尾山・神輿などの自然やモノは、あくまでストーリーの中のひとつの要素という考え方なんだね~~。
さっそく日本遺産のサイトを見てみたら、こんな風に出てきたゾ!!!👇
各地域の『ストーリー』を見てみると・・・なかなかおもろいタイトルがたくさん出てきましたw
編集部的に特に興味をそそられたのがコチラ👇
「もう、すべらせない!!」(大阪府・奈良県)
「日本ワイン140年史」(茨城県・山梨県)
「かかあ天下」(群馬県)
じっくり読んでみると、地域の特色や推し文化がよく反映されていて非常に面白いですね♪
みんなも各地のいろいろなストーリーを見てみよう!!👀
日本遺産・公式ロゴに隠された秘密
『日の丸』の下にある縦線をよ~く見ると『JAPAN HERITAGE』と書いてあります!
この縦線の集合により、ひとつの『面』が作られています。
つまり、日本の遺産を点から線、そして面(ストーリー)にパッケージする、という『日本遺産』の概念が表現されています。
シンプルだけどめちゃくちゃいいデザインですね~~!!
私も好きな『ほぼ日』などのロゴも手掛けている佐藤卓さんの作品です。
都内で唯一。八王子遺産について
全国の日本遺産、104件のうちのひとつ。都内で唯一登録された我らが八王子のストーリー。
タイトルは、
霊気満山 高尾山~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~
ストーリーの“桑都物語”について
八王子市は、その昔に養蚕や織物が盛んだったことから桑の都『桑都(そうと)』と称されていました。
甲州道中最大の宿場町となり、さまざまな文化を育みながら発展してきたまちの礎は、戦国時代末期に関東の覇権を握った北条氏の名将・北条氏照が、城下町を築いたことに遡ります。
桑都の発展を支えた養蚕農家や絹商人は、氏照が武運を祈願し、いにしえより人々が霊山として崇めてきた高尾山を信仰し、大切に護ってきました。
高尾山では、今も人々の祈りとともに、江戸時代に花開いた桑都の伝統文化が連綿と受け継がれています。
桑都物語は、北条氏によって興ったまちの営みと、現代にも続く霊山・高尾山への人々の祈りが、この地に育まれた豊かな文化を未来へと紡いでいく物語です。
日本遺産「桑都物語」推進協議会公式サイトより抜粋
養蚕や織物で発展してきた八王子の歴史を、高尾山とのつながりによって、過去→現在→未来へと紡いでいこう!というものだそうですよ。
ストーリーを構成している文化財
全て合わせると、30件の文化財で構成されております。
●国史跡・八王子城跡など、北条氏照公ゆかりの史跡等(6件)
●高尾山・薬王院に関する文化財(11件)
●桑都の歴史の中で育まれた伝統文化(13件)
イラストは一例です。
高尾山や八王子まつり・多摩織なんかは割と馴染みがある文化財なのではないでしょうか!
おまけ
こちらは高尾山に関する文化財のひとつ『養蚕守護札』の実物です。市役所の文化財課へ取材へ行った際、特別に見せて頂きました!
現在は発行されていないそうです。
八王子駅周辺で、見て・触れて・学べる
そろそろ本格的に『八王子の日本遺産』が気になってきたでしょう?w
そんなあなたは気軽に見て触って体験できる!より深く知れるきっかけになる施設も要チェックだ!
『多摩織』を自分で作ってみよう!レッツ織物体験!
サザンスカイタワー八王子内にもこんな施設が!買い物ついでにサクッとお勉強♪
\街中でも発見!!!/
地上用機器が日本遺産仕様にラッピングされています!
見つけたらぜひ立ち止まって眺めてみてください👀✋
日本遺産をテーマにしたフェスが楽しそう!
ここまでで、だいぶ日本遺産についてわかってきましたかね~~??
それではみなさんお待ちかね、八王子まつり秋バージョンとも言うべく大型イベント
『日本遺産フェスティバル』についてご紹介しま~す👏
日本遺産フェスティバルとは・・・?
2016年から開催され、2023年の今年で8年目!
2023年11月4日(土)・5日(日)の2日間、東京たま未来メッセをメイン会場として開催!
全国で100件余りもの日本遺産がある中、今回八王子に来るのは一生に1回あるかないかの機会です!!
【メインイベント】
■全国各地の日本遺産のPR展示・名産品の販売
■山車の展示と居囃子
■ワークショップ
■キッチンカー・露店
■LIVEイベント
and more…!!
全国の日本遺産認定地域が一堂に会するイベントということで、八王子の認知度アップも期待できるかも・・・!?
気になるプログラム&会場マップはコチラ!
必ず見ておくべし!メインイベント
柴燈護摩
メインイベントのこちらは画的にも映え間違いなし!!
点火して天下泰平、五穀豊穣、家内安全などを願う儀式です。
八王子消防記念会『木遣』
『木遣』は、木を遣り渡す(運ぶ)という意味の言葉。威勢のいい町火消のお兄さん達に唄われる唄のことです。
その木遣を八王子消防記念会の方々が披露してくれます!
八王子芸妓衆
織物産業で栄えてきた八王子市には、かつて約200名もの芸妓さんがいらっしゃいました。
現在も中町黒塀通りの華やかな芸妓さんが八王子の花柳界を引き継いでいます。艶やかな舞いは必見!
最新情報は公式Instagramから!
■ 公式Instagram
日本遺産の意義や八王子のストーリーを知った上で参加すると、もっと楽しめる『日本遺産フェスティバル』
夏の八王子まつりとはまた違った趣を楽しめること間違いなし!🙌
(だいぶ涼しくなって来たので歩きやすいかもw)
ぜひぜひ各都道府県の文化や八王子の歴史、ご当地名物に触れてみよう!!
アンケートも実施中!👇
チェックしよう!